表紙名古屋仏壇職人彫刻詳細

国内産と海外産輸入彫刻


国内産で彫られた彫刻と海外で彫刻され輸入された彫刻があります。見た目には、区別し難くデザイン、質とも海外輸入品でも見劣りしないレベルにまで達しています。しかし、彫刻図案はどれも同じにパターンになるため特色や個性が出ませんので、一点物というのは望めません。

それに比べ、国産は値が上がりますが彫る職人さんによって個性があり特注の図案での製作ができ、いろんなリクエストに答えることが出来ます。国産の職人による技を使い、良いものを後世に残されるという点において、一点物・オリジナル・特注という点にはもってこいです。


原材料
材料は、檜、松(姫子松・紅松)肌も美しく、やわらかく加工性に優れているため。
彫刻される図案の由来


鳳凰(ほうおう) 鳳凰は、古来中国で麟(りん)・亀・龍と共に四瑞として尊ばれた想像上の瑞鳥。聖徳の天子の兆しとして現れると伝えられていて、非常に尊く大変めでたいとされている。雄を「鳳」、雌を「凰」と言い分け、夫婦仲が大変良く一生涯を連れ添うと言われ、夫婦あわせて鳳凰と呼ばれています。青桐に宿ることから仏壇彫刻などには桐とセットになって描かれていることが多いです。
飛天 仏が説法する際に天から舞い下りてきて音楽を奏し、舞いながら花をまき散らして仏を讃えるとされ、天界に住み衣を着て天空を飛行し本尊を賛嘆する供養像。
水中にすむ龍は、生物の根源である水の神として昔から信仰されて、鳳凰と同様に四瑞の一つである龍はその中でも第一にランクされる。人々は龍の出現を吉祥としてとても喜び、古くから中国では最高の動物され権力の象徴とされた。
六鳥 『仏説阿弥陀経』の中に、浄土には六種の鳥がいて極楽浄土を表現している。その鳥とは「白鵠・孔雀・鸚鵡・舎利・迦稜頻伽・共命之鳥」。白鵠(びゃっこう)と孔雀(くじゃく)は、見た目の美しく、鸚鵡(おうむ)と舎利(九官鳥の一種)は仏法を奏で、迦陵頻伽(かりょうびんが)は優雅な泣き声を奏で、共命之鳥(ぐみょうのとり)は命の平等を体現しています。白鵠を鶴として、迦陵頻伽を鳳凰として表現することもあります。
象・獅子 仏壇では、木鼻として柱の上部の先端に装飾として付くことが多く、神聖な領域を守護する動物として使われる。
長寿のシンボルとして有名

名古屋仏壇に良く使われている図柄だけ載せてみました