表紙名古屋仏壇職人金箔詳細

金箔

五毛色というのは、あまり仏壇に使われることなく、高級品には金箔として純度が高く良質の一号色を使います。
最近では、名古屋仏壇は1号色を使うようにはなってきましたが、
他の仏壇に使われる金箔としては、四号色程度が一般的です。

金箔合金分歩合表
五毛色 98.613 0.693 0.693
一号色 97.647 1.666 0.686
二号色 96.699 2.621 0.679
三号色 95.769 3.577 0.673
四号色 94.407 4.928 0.663
三歩色 75.454 24.545



金箔の質には金の含有量の他にも下記の種類があります。箔打ち紙が金箔の出来を左右します。

縁付け金箔 和紙を使い伝統技法で金を伸ばす箔打ち紙を作る。この作業は難しく経験を必要とし、金箔の出来を左右します。また、断ち切り金箔とは金の伸ばし方も違い、その紙で丁寧に伸ばします。このような工程で、できたあがった金箔は金箔独特の美しい模様が出るのが特徴。仏壇の平面部分などに良く使われています。
断ち切り金箔 単価も安く、金箔の量産化をはかるため硫酸紙を使い金箔を伸ばします。縁付け金箔とは違い金箔の模様が放射線状に出るのが特徴。